イタリア留学マーブリングを習得したらっくあまるもの体験記
新型コロナウイルスで留学やワーホリの足止めを食らってしまった方も、少なくないのではないでしょうか。
自身も留学を経験したマーブリングアーティストらっくあまるもがバカンスに留学を考えておられる社会人の方、大学生の方、向けに記事を書きました。習得したマーブリングについてはこちらより。
世界情勢がよい方向に向かい再び行き来できる日が来るのを願うばかりです。
らっくあまるもはイタリア留学を経験しました。2017年のことですので時効が来た話もありますが、似ている目的をお持ちの方には参考になれば良いなと願っています。
Contents
”バカンスしたい”から辿り着いた”おけいこ留学”
イタリアへの留学を決意した当初、半年間くらいのバカンスと考えていて、趣味を学びたい(マーブリング)と考えていました。ちなみに当初の目的は友達や語学習得は二の次で、一番重要だったのは、とにかく綺麗な景色を見ながらバカンスをすること!でした。(ただ暮らしていると素敵な友情や出会いがあるもので、その趣旨は変化してくるのですが。。。(笑))
さて、滞在期間半年程度の場合、90日を過ぎるので、学生ビザという括りに入りますので、学校に行き、学びを習得するという流れになります。
イタリアでの生活スタイルとして自身は就職志望していなかったのですが、身をもって感じた就職についても少し触れていきたいと思います。
イタリアとはどんな国?
正式国名、イタリア共和国は、南ヨーロッパに位置する共和制国家です。
面積は30.1万平方キロメートル(日本の約5分の4)人口は6,046万2千人(2020年国連推計値。日本の約半分)です。
(外務省公式サイトより情報を引用しました。https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/italy/data.html)
らっくあまるも目線のおすすめ点と残念点
・観光資源のとにかく多い国で飽きません。各都市間でも海外の様に違います。
・とにかく綺麗な景色を見ることができます。歴史的建造物、世界遺産、自然など…
・日照時間が長いこと。夏はいつになっても日が暮れません。
・お野菜が甘い(御飯がとてもおいしいです。もちろん外食はそうですが、素材が甘いので自炊のご飯もすべて美味しいですよ。)
・全体的にとにかくルーズです。交通機関、行政etc…
おそらく皆様の固定観念を裏切りません。(例外ももちろんいます!そんなイタリア人たちが基本的に日本的性格のわたしの友人になります。。。(笑))
・日本暮らしが長いとイタリア人は気が強めに写ります。100%悪気なしです。(日本の丁寧すぎる接客も異常なのでしょう。)
治安は?
イタリアの治安は日本と比べると悪いです。
2020年の世界各国の治安などが相対化された、世界平和度指数では、イタリアは31位。日本の9位とは完全な開きがあります。
スリ、置き引き、ぼったくりなどの軽犯罪がとても多く、気を付けなければいけない点かと思います。なくなったものは返ってこないということがとっても身に沁みます。
らっくあまるも目線
完全に治安の程度は都市によりますね。治安の差は開きがめちゃくちゃ大きいです。
また、都市の中でも駅前はやはり一日中物騒で怖い空気がありますね。
らっくあまるもが暮らしていたフィレンツェは、夜の女子の一人歩きは、、、めちゃくちゃしていました。
怖い思いをしたこともありません。
ただ一つ確実なことは、日本よりも確実に治安が悪いということです。
スリ、ドラッグなど東京にいるよりも更に身近に感じていました。
あと、女性は大人の男性からのナンパに気を付けてください。声をかけられることがめちゃくちゃあります。好みの男性であればいいのですが、、、。(笑)
男性は特に、アフリカ系移民のミサンガ、バラ、光物のおもちゃ、売ってる人に気をつけてください。結構面倒なことになる前に離れてください。欲しければいいのですが。。。(笑)
近年はフィレンツェもだんだん治安が悪くなってきていたのだとか。
コロナ後の世界ではやはり失業者も多いと思うので、より一層の注意が必要かもしれませんね。
言語は?
イタリア語です。ここは日本と変わりがないのですが、都市部は英語が話せる人は比較的多いですよ。イタリア語が話せなかったとしても嫌な思いをあまりすることも少ないでしょう。
ただ、イタリア語を話せなそう、勝手がよくわかっていない観光客の風貌であれば、混雑している地元のバールなどで後回しにされることもよくありますね。語学については下記”学校はどんな感じだった?”についても併せてご覧ください
滞在方法、ビザのルールは?
イタリアは残念ながらワーキングホリデー提携国ではありません。ですので、滞在方法は滞在90日以内のビザ取得不要の観光ビザ、もしくは90日以上(最長4年)の学生ビザかもしくは就労ビザを取得する必要があります。
手続きは在東京イタリア大使館もしくは在大阪イタリア領事館の二拠点に出向き手続きを行います。
東日本に住所がある方は東京、西日本に住所がある方は大阪の管轄となります。提出の必要書類がめちゃくちゃ多いので、抜けのないように事前の準備が必要です。パスポートも預けなきゃいけないし。。。
諸説ありですが領事館といえどめちゃくちゃ対応がイタリア?っぽく、心的負担がとてもつらかったです。私は申請が大阪だったのですが、塩すぎる対応と不必要書類(個人の判断ではなく留学会社と学校関係者にサポートしてもらっていたのですが)まで求められました。後で話すと、大阪のイタリア領事館ではトラブルが多いようでした。現在でも名物のおばさんが現在もいるなら気を付けて、足を運ばれた方がいいかと思います。東京の子は普通に手続きがおわったよって子が多かったです。人によったり、東京、大阪によったり?もう運まかせ状態ですね。なぜプラスで嫌な思いをしなきゃいけないのでしょうか。(困)
ビザ取得の実体験はほぼほぼ時効が来てしまっているのですが。。。
参考程度に後日裏話記事を書いてみたいと思います。
外務省のページには、昨今の情勢により2022年3月より見直されたとの記載がありますので、今後も状況勢などを鑑みながら、対応していくほかありませんね。
住居は?
ビザ申請にあたり、住所は記載する必要があったため、留学する学校が提携している家を予め予約する必要があるかと思います。
費用を抑えるために自力でネットの掲示板などで探す方法もありかと思いますが、詐欺なども横行しているようなので、その場合は信頼できるその国に詳しい方に相談することを強くお勧めします。
もう既に、身内の方や、友人の方の家にステイする予定のあるかたは探す必要もないのですが。。。
学校はどんな感じだった?
バカンス目当てで学校があまり好きじゃないらっくあまるもは「学校かあ。。。」という気持ちもありました。
実際イタリアに住み始めると、一人でイタリアに飛び込んだ私にとってイタリア社会とのつながりを持てる機会は間違いなく学校です。結果的に友達ができ、本当にありがたいことでした。
ただ、出国前に簡単なイタリア単語と会話、アルファベットのイタリア式読み方くらいは勉強しておく必要があるかと思います。予習しているのとそうでないのとではスタートダッシュが全く違います。また、語学学校の講師は基本的にイタリア人ですので、補足の説明は英語だったり、多国籍の生徒間のフォローのし合いは基本的に英語ですので、中学英語くらいをマスターしていると問題ないかなと思います。英語が全く話せないらっくあまるもですが、到着後すぐの2週間あまりは、やはり中学英語の能力がぐんと上がりました。長年しまっておいた脳のタンスの引き出しがめちゃくちゃ開かれた感じですね。
学校についても記事を書く予定です。
社会人の息抜きにここがおすすめ!
イタリアは本当にたくさんの観光資源があります。ナポリ、ローマ、フィレンツェ、ベネツィア、トリノ、ミラノ、パレルモの都市をはじめとし、歴史的建造物、世界遺産、きれいな海、自然、美味しい海の幸や山の幸の食材が存分に楽しめます。キラキラした太陽を浴びて庭園でピクニックを楽しむだけでも素晴らしい時間が過ごせます。
また、美術品や芸術も身近に感じることができます。
とってもびっくりする新鮮な気付きがあるのも留学の醍醐味の一つであると考えていて、日々の経過とともに自身の成長が手に取るように分かります。それがとてつもない充実感になっていきます。
就職は?
近年コロナ禍を経て、リモートワークが生活の中で身近なものに変わってきましたね。海外で暮らすというのが、夢ではなくなった方も多いかもしれません。
ですが、イタリアにて職に就くとなると、サービス業が盛んだったように感じています。
お土産物屋さん、ブランドの販売員は英語力もかなり問われますが、当時は求人を見かけることも多かったです。ジェラテリア、カフェの店員なども居ましたね。
そして、イタリアンを学びに来た料理人の方、ソムリエの方は、より求人が多かったように思います。学校を通して求人がよく入っていたり、日本人の料理人さん同士のネットワークからの紹介での就職が多かったのように見受けました。
ちなみに料理人さんは、かなり田舎の名店に就職されたりする際、住居もセットで用意してもらえる求人が多かったです。
日本人は皆まじめに働くので、オーナーさんからも日本人のイメージはとても良かったそうですよ。
実際は日本人はその他、駐在員、通訳、工房を開く日本人の方、結婚されて住まれている方、革細工や靴職人の見習いの方、フォトグラファー、修復士、バカンスを楽しまれている方など。自営業、フリーランスの方も多数お会いする機会があり、本当にいろんな境遇のひとがいるなと思っていました。
イタリアは経済的にあまり良いとは言えず、イタリア人でも就職は難しい世の中でした。
今回の新型コロナウイルスを経て、イタリア情勢もまた、コロナ後の世界によって急激に経済が上向いていくのかはわかりませんが。。。
イタリア経済が上向きになることを願うばかりです。
語学+αの ”おけいこ留学”をイタリアでやってみた感想
マーブリングアーティストとして現在は日本国内を中心に活動している、L’aquamarmo(らっくあまるも)
当初イタリアに渡ったのはマーブリングアートを習得する目標を掲げていたのですが、滞在スタイルとしては、語学留学に加えて、放課後趣味を学ぶというおけいこ留学に分類されるかと思います!
現地の語学学校では放課後や休日に、様々なカリキュラムを用意されているところは多いと思います。
個人でお出かけをしたり楽しむのも良いですが、授業ではなく多国籍の方や、イタリア語に触れる機会があるので、学校のカリキュラムに参加しておけいこを楽しむというのも一つだと思っています。
また、個人で体験工房や教室を探すのももちろんありだと思います。らっくあまるもは工房を勝手に探してみたりもしていたので、ちょっとディープなふれあい体験や現場の今を知れる経験もできたと思います。
”本場で学ぶという貴重な経験ができる”
”留学は自分の趣味に費やす時間を守りやすい環境”
上記の二点からとてもおすすめしたいなと思います。
また”おけいこ留学”の経験をもとにした記事も書こうと思いますので、
今後とも、らっくあまるもをよろしくお願いいたします。
イタリアでおけいこ留学するなら
イタリアでおけいこ留学するなら、らっくあまるもの個人的なおすすめ、食、芸術、音楽のカテゴリがやはりとてもおすすめです。なかなか個人旅行では経験しづらいこと、普段出会えない人と出会える機会が比較的多いのではと思ったりします。
あとは、交通の便が悪い目的地への遠足などの場合は、団体で連れて行ってもらった方が個人で行くよりも良いかと思います!
一人で知らない土地に飛び込む留学生の方、事前に語学学校が行っているアクティビティ、放課後のカリキュラムや教室などを調べて学校を選ぶのも一つかと思いますよ。申し込みはできれば現地の学校で手続きできるものがベストですね。^^
らっくあまるもは参加したことがないのですが、イタリア文化会館主催のイタリア留学フェアではイタリア全土から大学・専門学校・語学学校が来日するため色々と情報収集ができるかと思いますよ!
毎年11月に東京のイタリア領事館にて開催されています。
らっくあまるものマーブリング体験
イタリアで習得したマーブリングの技法を生かしたプロダクトを製作しながら活動しているらっくあまるもです。
企業のご担当者様、アートイベントもしくはインスタレーション作品、ワークショップ、企業のCSR活動、イタリアの伝統文化に関連する催事etc…の題材として、新しい体験はいかがでしょうか。
水を扱うため少し手間はかかりますが、イベントの規模や環境、客層に合わせて柔軟にカスタマイズすることが可能です。
薄紙や厚紙に染めることができますので、お客様の記念にお持ち帰りいただくことや、インスタレーション作品の材料として形に残すことが可能です。
マーブリング体験者様には普段できない体験をプレゼントすることができます。
マーブリングは誰でも簡単にできる現代アートで作る過程もとても美しく驚きや楽しみの体験を得られますよ。
ワークショップの詳細とお問い合わせページはこちらからどうぞ
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